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ゲームのエンドロールに作曲家として登場できる
「サウンドクリエーター」と呼ばれる仕事があります。漠然とした言葉のため、具体的な職業を思いつかない人もいるでしょう。
広い意味で言えば、音楽の作曲家や作詞作曲をこなすシンガーソングライターなどもサウンドクリエーターに入ります。またレコーディングエンジニアも最終的な音を決める重要なポジションですので、広い意味ではサウンドクリエーターと言えるでしょう。
狭い意味でのサウンドクリエーターは「ゲーム音楽」を作る人のことを指します。ゲーム中に流れるBGMだけでなく、効果音も担当します。好きなゲームを思い浮かべる時に、同時にゲーム音楽や効果音が思い浮かぶ人も多いでしょう。それほどゲーム音楽を作る仕事は重要です。
現在、ゲーム音楽を作りたい、サウンドクリエーターになりたいという人が増えています。「ゲームが好き」「音楽が好き」という2つの趣味が融合する職業がサウンドクリエーターだからでしょう。
サウンドクリエーターになるためには、音大を出るなど音楽の知識が必要というわけではありません。ピアノやギターなどを演奏できる必要もありません。ゲーム音楽を作る時には最終的にコンピューターで打ち込み作業を行いますので、極論を言えばパソコン操作だけできれば、ゲーム音楽を作ることはできます。
しかし奥行きがあり心に残るゲーム音楽を作るためには、やはり基本的な音楽の知識が必要になります。中でも音楽理論と呼ばれるジャンルは重要で「ハーモニーの理論」「コードとスケールの関係」などは知っておいたほうが良いでしょう。特に壮大なテーマのゲーム音楽を作るためには、クラッシックの知識があるほうが良いでしょう。そのためには何種類かの楽器が演奏できること、楽譜が読める、なおかつ楽譜を書けるスキルが必要になってきます。
必ずしも必要なスキルではありませんが、その人の音楽的なバックグラウンドがしっかりしているほど作り出せる音楽の幅や奥行きが広がる可能性があるのは事実です。
サウンドクリエーターの仕事は、まさに仕事を趣味にすることの典型のような仕事です。大好きなゲームと音楽に携われる、好きな人にとってはたまらない環境ですね。ゲーム音楽を制作すると、自分の作曲をした音楽や効果音が自分がプレイするゲームから流れてきます。またたくさんの人がその音楽を共有してくれているという喜びがあるでしょう。
そしてゲームのエンドロールにはサウンドクリエーターとして自分の名前がクレジットされます。その時の達成感は次の作品作りへのモチベーションになるでしょう。
社会人として仕事をしているうちに本当に好きなことや趣味ができる人がいます。また自分に足りないスキルや知識を痛感する人もいます。そのような人は仕事を続けながら専門学校へ通ってみてはいかがでしょうか。社会人として集中力と効率的な仕事の仕方を身に付けているため、専門学校の課題も効率的にこなすことができるでしょう。自分で学費を払っている上、本当にやりたいことを勉強しているため、学生時代と勉強に対する本気度が違います。必要なスキルと知識を身に付けた上で転職活動を始めましょう。